[日本一周 後半戦]91日目 秋田 大仙~

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7/10 空は曇となりました。

動けそうではあるから移動しようか。

きっと大丈夫なはず。

勇気ある撤退

一旦角館に着き、今日の予定を考える。

昼くらいから雨の予定。

ただ、うまくいけばそれまでに田沢湖に行けるかもしれない。

行ける時に行っておくのが賢い選択か?

そう思い、田沢湖方面に向かうことにしました。

田沢湖まで向かう途中に気になったのが山にかかる雲です。

これで田沢湖についても大した景色は見られないのではないかと不安になっていました。

角館から8kmほど走りはしましたが、ここは一旦冷静に考えましょう。

ここから進んだ場合、良くて曇りなのでどう頑張っても景観はそこそこ止まり。

最悪は雨。

山に雲がかかっているとなると、どちらかといえば悪い確率の方が高そう。

ここは勇気ある撤退。

言い訳もできたので、角館まで引き返すことにします。

田沢湖はいつかまた秋田旅行に来た時のための積み残し。

角館に居るうちに天気が良くなる日があるのであればまた行こうとは思いますが、天気予報を見る限りはちょっと無理そう。

田沢湖はまたの機会に。

町民の街

気を取り直して今日は角館の観光です。

角館は古い町並みなどが残っているらしい。

まずは町人街から見てみましょうか。

ここは安藤醸造という醤油や味噌の工場兼販売店です。

見学施設も兼ねています。

このレンガ蔵は東北地方で最古のものだそう。

時代としては明治時代に建てられたものらしい。

蔵の中は座敷になっています。

この構造は蔵座敷というみたいです。

それにしてもかなり豪華な内装。

中に居る分にはここが蔵だとはわかりません。

ここは別の蔵。

休憩所となっていますね。

普通の座敷の間もあります。

そして、せっかくなので試食も。

秋田名物いぶりがっこ。

燻った、がっこ(漬物)です。

燻製の香りがするので、酒のつまみとしてよさそう。

醤油屋さんなので白出汁も。

これ、ものすごく美味しかったです。

鍋とかうどん蕎麦のつゆにして食べたら絶対うまい。

ただ、食べる術がないんだよな。残念。

ちょっと移動し、西宮家。

ここにも蔵があります。

もともとこの蔵に収められていたものを展示しているようです。

焼物や漆器が目立ちますね。

これは伊万里焼かな。

伊万里や有田に行った時を思い出します。

帳簿などの書類関係も。

別の棟ではレストランになっている場所も。

みんなこのような蔵造りになっているんですね。

そしてここはお土産屋。

民芸品などが販売されていました。

別のたてつという史料館も行きました。

ここも先ほどの西宮家と同様の感じでしたので割愛します。

町人の次は武士

町人街の次は武家街。

ここは無料で見られる小野田家。

いたって普通の武家屋敷。

展示物等は無く、単純に建物を見る感じです。

ちょっと説明のパネルがあっても良いのに。

まあ。無料だし仕方ないか。

武家街らしい鍵型の道路。

武家外で見学したのはこの青柳家。

ここが一番大きいと観光案内所で聞いて来ました。

先ほど同様の屋敷ですね。

ただここは展示物が多いです。

武家といえば武具。

武具蔵では甲冑や火縄銃が展示されています。

別の棟ではこんなものも

これは解体新書です。

解体新書といえば杉田玄白が有名ですが、この絵を描いた人は角館の小田野直武という人物です。

その縁で、こういたものが展示されているのですね。

敷地内には小田野直武の像も。

青柳家とは親戚でもあったそうです。

秋田郷土館は古民家を移築したものです。

幕末時代の写真館にもなっています。

ほかにも農機具が展示されていたり。

陶器類が展示されている棟などもあります。

とにかく建物が多い。

こんなアンティークの蓄音機、時計も見られます。

これはカメラ。

武家屋敷感は薄れましたが、これはこれで珍しい。

このように様々なジャンルのものが見られるので、誰しも何かしら興味が湧くのかなと思います。

1軒だけでこの量なので、複数周ると1日掛かりになりそうですね。

武家屋敷を活かしたお店も多いので、それを見て周るのも楽しそうです。

雨だし、アジサイを見るのも良い。

さて、段々と雨も強くなってきてしまったので、雨宿り場所に行くとしましょう。

おわりに

明日、あさってと雨なので、今日は本当は宿を取りたかったのですが、当日宿泊は不可と断られてしまいました。

ほかの場所はちょっと高いし、一日くらい何とかするか。

明日は泊まれるから今日だけ何とかしよう。

今日も1日お疲れさま。また明日。


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