11/26 気温はそうでもないのですけれど、風が冷たいですね。
今日は寒そう。
あんまり動きたくないな。
お遍路さん
昨晩泊まっていた道の駅の風のベンチで過ごしていました。
ちょうど風があたりにくくて良かったんですよ。
そんなとき、おばちゃんのお遍路さんがやって来て、「どこから来たの?」と声をかけられました。
「茨城から」と答えましたが、このお遍路さん、見たことある気がするんですよ。
それもつい昨日に。
ジオパークセンターに入るときに同じように声かけられているんはずなんですよ。
しかし、初対面の様に対応されたので、別の人かもしれません。
この格好、間違いないよなと思い「昨日、ジオパークセンターで会ってませんか?」と聞くと、思い出したようで、「ああ、あの時の人か」なんて言われてしまいました。
そんな印象薄かったのかと思っていたところ、さらに「歩きなの?」などと聞かれる始末です。
昨日、自転車で近づいたのはさっぱり覚えていないらしいです。
喋った内容も一からです。
昨日会ったのは幻想。初対面と思って応対しました。
そんなマイペースなおばちゃんと話をしていましたが、突然道の駅の売店に入ってしまいました。
出て来たら手に袋を持っています。
そしてそれを私に差し出してくるのです。
「お接待」だそうです。
若者を見かけるとお接待をしたくなるそうです。
私はまだまだ若者で通りそうです。
頂いたものはちらし寿司。
「お腹空いたときにでも食べな」と渡されてしまいました。
さらに飲み物代までも頂いてしまう事に。
通常はお遍路さんにお接待をするものですが、逆にお接待されてしまうとは。
これもまた、四国ならではなのでしょう。
さすがにお接待を受けるだけでは申し訳ないので、私も旅人やお遍路さんにお接待してみます。
受けた恩はどこかで返さないといけないですから。
私の受けた恩が別の人に伝わり、さらにその連鎖が繋がり広がっていってほしいのです。
そうすれば世の中はきっと今より良くなりますよ。
吉良川の街並み
やって来てのは吉良川地区。
ここの街並みを見に来ました。
壁に屋根のようなものがついています。
水切り瓦といって台風の多い室戸地方ならではの造りで、横殴りの雨で壁に打ちつけた雨を壁伝いに流すのではなく、直接地面に落とす仕組みです。
これにより、漆喰の壁の寿命が延びるのだそうです。
こう見ると、効果があることがわかります。
水切り瓦の下だけは漆喰がきれいに残っていますね。
もう、気合入れていっぱい付けすぎです。
レンガ造りとの併用パターンもありました。
ちなみにここは備長炭屋さんです。
この吉良川の街は備長炭の生産で栄えた街でもあります。
このような塀もよく見かけます。
こちらの名称はいしぐろです。
暴風雨の際に壁となってくれることで、家を守るものです。
確かに1階建てならかなり守られている気がします。
家によっては凝ったデザインにしているところもあります。
この、上下で違う積み方をしているのがなかなか良いですね。
センス〇です。
実用性と景観を兼ね備えた面白い街並みでしたね。
海成段丘
昨日のジオパークセンターで知った場所です。
この山の上なので、自転車は置いて歩いていきます。
なかなかの坂です。
登りきってもこんな景色しか見られないんですけどね。
ただ、この平らな地形は海が作ったものです。
それも標高100m以上の山の上にです。
ここは大昔は海岸でした。
そのため平らな地形となっているのですが、隆起による隆起で今は山の上になっています。
1000年で2mと、世界的にも珍しいスピードで隆起をしているそうです。
隆起の原因は地震です。
南海地震が起きるたびに地面は少しずつ上がってきたのです。
そんな海成段丘で行われているのが農業です。
これはサツマイモ。
大根や、柑橘類も作っています。
ここは何でしょうか?
近づいてみると、小さい実が成っている植物です。
見たことはありますが名前は出てきません。
とにかくいろいろ作っています。
遠くから見ると見事に平らになっている台地。
何とも不思議な地形でした。
おわりに
今日の移動 高知県室戸市から田野町
今日見つけた野良鶏です。
墓場の隣を悠々と闊歩していました。
高知は今日も平和です。
今日も1日お疲れさま。また明日。
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