5/5 曇ってはいますが、昨日夜は明るく、雨がすぐに降りそうな気配はなし。
風は強め。寝ている時にも風でテントがかなり揺らされました。
今晩からの雨をしのぐための宿までは進めそうです。
秘密の集落
長崎県から再度佐賀県に入りました。
伊万里といえば焼物。陶工たちの集落、大川内山へ来ました。
通り沿いに多くの窯元が並んでいます。
ちょっと路地裏に似た雰囲気も感じる良い道です。
過度な装飾の土産物屋もなく、すごく調和がとれています。
日本家屋と焼物。いたって自然。
ゴールデンウィーク真っ只中にもかかわらず、観光客もそれほど多くもない。
こんな雰囲気があるのは歴史歴背景が関係しているのかもしれません。
この旧道の一角にこういった表示がありました。
ここで造られていた鍋島焼は、将軍家や朝廷などへの献上されていたほど焼物の最高峰とされていたものでした。
そのため、隔離した状態にして技術の流出などを防いでいたのでしょう。
だからこそこのような景観が残っているのかなと感じました。
近くの公園には当時使われていた登り窯の痕跡が残されています。
これは現代のもの。
最後は鍋島焼の写真。
窯元もたくさん周っていましたが、店内で商品の写真撮るのはちょっと気が引けるのでこれは資料館に展示されていたものです。
それこそ1000円未満のお皿から最高額で250万円の壺までありました。
窯元巡りもまた、楽しい時間。
持って帰れないから買えないんだけどね。
焼物の街
大川内山から伊万里の市街地に降りてきました。
どうも昔の商家の蔵が、資料館やギャラリーになっているそう。
こっちはギャラリー。
古い蔵と焼物はやっぱり合う
2階では絵付け体験ができるそう。実際に体験中の方がいたので静かに見学。
伊万里焼というとこういった赤色を使ったものが印象的。
こちらは資料館のほうですね。
ここに座れば番頭さんの気分。
商家でよく見る階段箪笥。
しかもこのまま2階に上がれるらしい。
なんか立派な部屋。
装飾もきれい。
品物を入れてあったであろう箱なんかもあります。
ボランティアガイドの方もいて、伊万里焼の歴史も丁寧にしてくれました。
このあたりも昔は商家が何十件も並んでいたとかも言ってたね。
それで船着き場。焼物を積んでいた港です。
ここ伊万里津で出荷されたものが伊万里焼と呼ばれていたそうで、有田焼や先ほどの鍋島焼、長崎のものも伊万里焼に含まれるとボランティアガイドの方に教えてもらいました。
伊万里で造られたから伊万里焼ではないんですね。
街中のいたるところで伊万里焼が飾られています。
こんな説明パネルも。
街中を歩いて伊万里焼を見てパネルを読むのもなかなか勉強になります。
さすが焼物の街。
おわりに
今日からは数日宿に泊まります。明日明後日は雨なので。
そういえば今日、飲み物の差し入れと一緒に現金をいただいてしまいました。
その気持ちを汲んで、夕飯は豪華にしようかなと思っていたのですが、どうも疲れがたまっているので宿に着いてからはあまり動きたくない気分。
明日も明後日も移動しないし、あとで使わせてもらおう。
今日も1日お疲れさま。また明日。
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