10/2 昨晩は宿泊場所の選定にちょっと失敗して駐車場での露天テント泊となってしまいました。
ただ、朝露でびしょびしょになることもなく、案外悪くなかったかも。
今日は海沿いを走り、そのまま苫小牧まで行っても良いのですが、ちょっと寄りたいところがあるので寄り道します。
アイヌの村
やってきたのは平取町二風谷にあるアイヌコタン。
コタンというのはアイヌ語で村とか集落という意味の言葉。
アイヌ関係の展示物が多いらしいと聞いて来たので来てみました。
まずは定番の博物館から。
確かに展示物は多い。
ただまあ、今までいろいろなところで見てきたし、結構見慣れたものばかり。
この着物の柄は良かった。
博物館の隣には工芸館と名のついた土産物店も。
商品は撮影は出来なかったけれど、さっきの様な着物は55万円で販売されていたりした。
ゴールデンカムイも読めるスペースもあったから読んでも良かったけど、時間もないから別のところも周ってみる。
ちょっと歩いた先にある二風谷アイヌ資料館。
ここはアイヌ文化研究科である萱野茂氏の資料館。
ここもまた膨大な数の展示物。
これらを個人で集めたらしい。
個々の展示物は一つ一つに簡単な説明書きが書かれているのでかなり勉強になる。
また、こういった解説版もたくさんあるので読み進めていく。
そんな解説を読みながら改めて良いなと思ったのが、アイヌは食べ物であったり道具になる木材などはカムイ(神)からの贈り物という考え方。
動物や自然を大切にする一方で、どこかちょっとした図々しさがあるのが感じられて、良い塩梅で自然と共生しているように思えました。
展示物に話を戻すとここの初代館長の萱野茂氏は自身で作品も作っています。
アイヌ民族は男性は木工を、女性は裁縫をするなど男女で分業をしていたそう。
こちらが奥さんの作成した着物。
夫婦が作成した展示物があるのは珍しい。
アイヌの資料だけでなく、海外のものもあったりします。
それと、別館には昔の農機具も。
萱野さんはかなりのコレクターだったようですね。
萱野氏の資料館の後はまたアイヌコタンに戻ってきました。
さっきはお昼休みで木彫りや縫物の実演を見れなかったので、それを見に来ました。
ただ、実は実演はあまり見てはいません。
縫い物の場所に入って、そこのお母ちゃんと旅の話や世間話などをしてました。
まあ、楽しかったしそれはそれでよかった。
さあ、アイヌ関係のものは十分見たしまた海沿いまで戻るとしようか。
ダム
帰り道に寄った二風谷ダム。
まっすぐ帰るのも物足りないのでちょっと寄り道。
まあ、特にこれと言って見るものはないただのダム。
昔はアイヌが鮭を取る神聖な場所だったらしい。
それとさっきのアイヌコタンのお母ちゃんの家の畑も沈んでいるとも言っていたな。
資料館の萱野氏はダムの建設に反対したらしいが、その辺の話は外の人間の私には関係の無い話。
本当にただ寄ってみただけ。
義経伝説
ここは朝、アイヌコタンに向かうときに気になっていた義經神社。
付近には義経伝説と書かれた看板やのぼりがたくさんあるので来てみました。
手水舎はアイヌの建物みたい。
そして拝殿。
どうやらこの神社は、源義経が平泉から逃げ延びてここまで来た伝説があることから建てられたものらしい。
江戸時代には幕府の使いがここに義経の御神像を送り、アイヌの方が大切に護ったなんて話もあります。
それとやたら目に付く馬関係の奉納品。
乗り物という点では自転車も馬も似たようなものなので何かしらご利益はありそう。
資料館もあったので見てみたかったのですが月曜は休館。
中を覗いてみましたが、普段営業しているのかもちょっとわからない。
出発しようとしたら小雨も降ってきた。
天気雨にもなり虹も出てきた。
久しぶりに見た虹を背にして海沿いまで戻ろう。
おわりに
夜は河川敷の公園にてキャンプ。
なんだか風が強く全然快適ではない。
時折雨も降ってくるし、ちょっと不安。
明日まで大丈夫か?
今日も1日お疲れさま。また明日。
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