[日本一周]166日目 山口 周南~

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12/22 今は雨は降っていませんが、今日は雨予報です。

うまく雨宿りができる場所まで、走ります。

防府は周防の中心地

防府市内に来ました。

今日はこの辺で泊まる予定です。

雨はまだ降っていませんし、ちょっと観光します。

なんてことない広場に来ました。

ここに一つの碑が建っています

「史跡周防国衙跡」と書かれています。

周防国は今の山口県東部にあたる地域です。

国衙は国の政治の中心地、今でいう県庁のような場所ですね。

今は山口市が県庁となっていますが、かつてはここ防府が中心都市でした。

建物は残っているはずもなく、ただただ広大な広場となっています。

区画ごとに石で囲われていることだけが、建物があったことを思わせます。

国衙があれば、国分寺ももちろんあります。

周防国の国分寺は全国でも珍しく、創建当初の境内に金堂などの建物類が残っています。

立派な金堂ですね。

廃寺となり跡地だけになっているところが多い中、ちゃんと金堂まで残っていますね。

そして、金堂のそばにはちょっと気になるものが。

弘法大師の石像ですが、横の説明板にはお遍路の始まりとされる衛門三郎の話が書かれています。

私としては、お遍路云々の話はどうでもよくて、空海の報復行動に興味を持ちました。

鉢を壊された空海は、衛門三郎の息子8人を殺してしまうんですよ。

ひどくないですか?

やりすぎだと思いませんか?

徳島の鯖大師でも、同様の話を目にしました。

鯖をたくさん積んだ馬子を見つけた空海は、鯖を1つ欲しいと頼みましたが、もらえなかったそうです。

その後、空海が念仏を唱えたらの馬が苦しみだすという話です。

空海は意外と報復行動を起こすのですよ。

後の創作かもしれませんが「空海は完全に善人なわけではないな」と思ってみてました。

「火のないところに煙は立たない」という言葉もありますから、何かしらはあったのでしょう。

空海の残虐さもわかったところで次に行きます。

最古の天神様

ちょっとだけ移動しました。

まだ雨は降りだしてはいません。

日本三天神の一つ、防府天満宮です。

年越しも近いので、木彫りのネズミも飾られていますね。

天満宮なので牛さんももちろん居ます。

楼門は色鮮やかですね。

比較的最近に塗りなおされたものだと思われます。

楼門を抜けると拝殿です。

この防府天満宮ですが、菅原道真を祀るものとしては最古のものだそうです。

境内の中にはそれを証明する石碑があります。

扶桑=日本、菅=菅原道真、廟=祀る場所という意味です。

そんな歴史もあるため、日本三天神にもなっているのでしょう。

拝殿の近くには春風楼というものもあります。

もともとは長州藩10代藩主の毛利斎煕が五重塔を建てるために造ったのですが、 資金調達がうまくいかず、今の状態になった、何とも残念な建物です。

こう周っているうちに、雨もぱらついて来たのでこれで退散します。

天神様のご利益で、また少し賢くなれたでしょうか。

おわりに

今日の移動 山口県周南市から防府市

午後は雨のため、停滞していました。

今日は冬至のため、夜は銭湯に行ってみました。

ゆず湯に入れるかと思いきや、温泉でした。

思えば、もう10何年もゆず湯は入っていません。

体は温まったので、良しとします。

今日も1日お疲れさま。また明日。


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