[日本一周]282日目 鹿児島 出水~

4/16 朝日を浴びての目覚め。

今日はいい天気になりそうですね。

水俣で起きた公害

早速県境を超えて熊本県に入りました。

水俣と言って思い浮かぶのは教科書でも習った水俣病です。

その水俣病に関する施設、水俣病歴史考証館に来ました。

施設の方がパネルをもとに説明もしてくれました。

水俣病はチッソという化学工業の会社の工場が水俣に建てられたことから始まります。

チッソの工場ができたおかげで水俣の街も大きく発展しました。

人口50000人の内5000人が働いていたこともあり、水俣にとってはなくてはならない会社にもなりました。

しかし、発展の裏では工場から流れる排水により海の汚染が広がっていきました。

もともとこの水俣のあたりでは耕作地が少なく、魚を主食として食べていたそうです。 

その中でも特に魚を多く食べる漁師さんが早くから水俣病を発症したそうです。

症状としては手足のしびれ、視野狭窄、物忘れなど体のあちこちに異常が出てきました。

チッソの会社でも実験などをして工場からの排水が原因と分かっていたそうですが隠蔽もしていました。

その間にも住民は汚染された魚を食べ続け、多くの人が病気になっていきます。

また、国にとっても重要な工場であったため、魚が原因と分かった後でも、行政は漁獲禁止の措置をするなど積極的に動いてもいませんでした。

それもまた被害が拡大した要因でもあります。

その後、生活が困窮した漁民を中心として訴訟や反対運動が起こるのですが、水俣はチッソ城下町として発展したために、住民の中でも患者やチッソ擁護派での対立が起きます。

工場で働くチッソ擁護派の人たちからつまはじきにされるという問題も出てきます。

チッソとともに発展した水俣の街にとって、チッソは無くてはならない企業となっていたからです。

そんな中でも裁判によって補償金が支払われるのですが、水俣病と認定されるのも厳しい基準があり、患者全員が納得するような状態には至りませんでした。

補償金の問題のほかにも、水俣病患者が結婚や就職において差別されることもあったそうです。

金目的のニセ患者と罵られたり、騒ぎを起こす患者は水俣から出ていけなども言われ、患者対被害を受けていない市民との対立も続いたそうです。

当時、未処理の排水が流されていた排水溝は今も残っています。

当然現在は処理されたものが流れていますが。

そして汚染されたヘドロを処理するために埋め立てを行ったところに今は道の駅が建っています。

ここの地下には今でも汚染されたヘドロが眠っています。

最後に水俣病を起こした工場ですが、会社名は変わりましたが現在も稼働中です。

おそらく今でも水俣ではなくてはならない工場なのでしょう。

敵と味方の簡単な対立構造ではないから、簡単には解決しなかったのでしょうね。

壊されたはずの城

暇になったらとりあえず城跡ですね。

高台の上にあるので坂を上っていきます。

やたら並べられた仏像の横を通っていきます。

ここが今日の城、佐敷城跡の入り口です。

石垣が詰まれていた城だったそうですが、廃城と共に壊されてしまったそうです。

これでも石垣があった様子は想像できますけれどね。

ただ、なぜか石垣が見えてきました。

復元したのでしょうか。

やたらきれいに整備されている気がします。

石垣は無く土盛りくらいでもよかったのに。

高台にあるだけあって、本丸跡からはきれいな不知火海が見えます。

やっぱりきれいすぎますね。

帰りは別の道から帰ろうとしたのですが、ここは通行止めのようですね。

別の道も見つけましたが、落ち葉が覆いかぶさっています。

それでもロープは張っていなかったし、行けると判断し突入です。

落ち葉は相変わらずですが、しばらくすると分岐が見えてきました。

右側の上りはさっきのロープ張っていた所でしょうか。

足元は悪いですが、途中で仏像さんが見守ってくれているので大丈夫でしょう。

そうして下まで降りてきたのですが、やはりこちらには侵入禁止のロープが張られていました。

それなら上にも張っておいてよ。

ちなみにこの佐敷城の下には昔の街道が通っています。

薩摩街道といって福岡県筑紫野市を起点とし鹿児島まで向かう道です。

ここが本陣跡ですね。

観光案内所のようになっています。

そして秀吉もこの辺りで泊まったらしいです。

いつの時なんでしょう。

おわりに

今日の移動 鹿児島県出水市から熊本県芦北町

ようやく走行距離が10000kmを越えました。

ぴったり10000で写真を撮りたかったのですが、通り過ぎてしまったのは御愛敬ということで。

それはそうと、良くないことが起きました。

コロナウイルスの影響で、全都道府県が緊急事態宣言となるそうです。

これから各地で外出自粛もされるでしょうし、観光施設ものきなみ休館となってしまうかもしれません。

そうなった場合は残念ですが中断せざるを得ないと思います。

まずは、数日様子を見て判断したいと思います。

今日も1日お疲れさま。また明日。

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だいじだっぺ

コメント

  1. 水俣病センター相思社・考証館スタッフ より:

    先日はご来館ありがとうございました。丁寧に取り上げていただき、感激しております。
    百間排水溝なども回られたのですね。
    現在の水俣の様子も伺うことができるように紹介していただき、拙い説明ながらもお話できて良かったです。
    八代までのブログを拝見しましたが、コロナウィルスの影響で旅程に支障が出ないことを祈っております。
    お体お気をつけて!

    • 中里中里 より:

      こちらこそ、水俣病についていろいろと教えて頂きありがとうございました。とても勉強になりました。
      これからコロナ騒動が落ち着いてもらいたいところではありますが、どうなるかはわかりませんので、状況判断しながら進みたいと思います。