8/31 今日は晴れていそうです。
ただそうなると峠越えですね。
疲れるの嫌ですが、行かないと進まないので諦めて出発しましょうか。
東海道の難所 箱根峠
箱根町に入りました。
峠を超えるまでは20kmくらいありますね。
箱根の温泉街を通りながら登っていきます。箱根駅伝のルートです。
土曜日でもあるので、朝にもかかわらず、車は多く通ります。
ただし、道は広いので、危なくないのはいいですね。
それにしても、山道はとにかく疲れます。
そして、ここは傾斜もきつく、今までの峠で一番辛いですね。
横を走る箱根登山鉄道に乗せてもらったら楽でしょうね。
ある程度進んだ場所。ここは箱根駅伝でよく見る踏切ですね。
ここも有名な小涌園前です。ちょっとここで休憩します。
汗をかきまくったせいで、Tシャツもズボンもパンツまでもビチョビチョです。
足もバキバキですよ。
距離としては半分くらいですね。
箱根駅伝の選手はよくこんなところ走って登るなと思いますよ。
それも休みなくですからね。
休憩を終え、先に進むと、途中からは下りになり、ようやく芦ノ湖に着きました。
箱根と言ったら芦ノ湖
晴れているので、景色がきれいです。
海賊船は有名ですよね。
西へ進み、箱根恩賜公園に来ました。
ちょっと高台にあるのでここからの眺めもいいですね。
展望台からもこのような景色を見ることが出来ます。
そして、箱根の関所です。
復元された建物が並んでいます。
見張り台からもこのように見えます。
私が見張り番だったら往来を見ずに景色に見とれて、悪人を見逃してしまいそうです。
ちなみに、ここは今でも道路となっていて、自転車も押して行けば通ることが出来ます。
私はもちろん自転車とともに通過しましたよ。
ちょっと進み、箱根駅伝往路のゴール地点です。もちろん、復路のスタート地点でもあります。
すぐ横には駅伝の歴史を展示したミュージアムもありましたよ。
北条流の山城 山中城
そしてそこから最後の上りを終えれば箱根峠を越え静岡県です。
静岡に入ってからはずっと下りです。
途中、自転車は旧道を通れとの看板があったのでちょっと迂回します。
すると、こんなものがありました。
山中城址です。
北条氏が作った城みたいですね。
小田原征伐での激戦区でもあります。
せっかくなので、ちょっと行ってみましょう。
まずは土堀があり、北の丸跡です。
そしてここが本丸ですね。きれいに整備されていますね。
本丸の先もかなり続いています。
西の丸の方へ向かうと、見えたのがこの堀です。
畝堀と言って、通常の堀に仕切りを作ったものです。
敵は、簡単には進めず、弓矢や鉄砲で狙い撃ちされます。
そしてこちらは障子堀です。
畝堀からさらに複雑化し、格子状になっています。
この2つの堀が西の丸全体を囲んでいます。
ただし、これほど防御に優れた城も、豊臣家によって半日で落城したようです。
兵数の差が桁違いだったようですね。
たまたま通った道で、こんな立派な北条家の堀を見ることができて、テンションの上がったお城でしたよ。
富士山も少しだけ見ることができました。
右側が富士山ですが、頂上付近は雲があり見れませんでした。
空の散歩
山中城からまた下り、やってきたのが、日本一の長さの吊橋、三島スカイウォークです。
端はそうでもないですが、中央付近に来ると結構揺れます。
高いところが苦手な人は、腰が引けていたり、必死に何かに捕まりながら進んでいました。
通路中央のグレーチングも、苦手な人には辛そうですね。
ただ、これは怖さを増大させるではなく、むしろ逆なんです。
風を通すことにより、揺れを小さくするためにグレーチングになっているのです。
あまりに怖かったのか、途中で引き返してしまう方もいました。
ジップラインで遊ぶことも出来ます。
おわりに
今日の移動 神奈川県小田原市から静岡県清水町
今日一番楽しかったのは、観光ではなく、ある人との出会いでした。
山中城址を出た後で、一人のおっちゃんと会いました。
いきあたりばったりの旅が好きだったり、旧街道が好きだったり、仕事より遊びという考えを持っていたり、のんびり過ごすのが好きだったり、私と考え方が似ている方でした。
幸せになる生き方にしても一致することも多かったです。
今まで会った事のある人の中で価値観が一番近い人でした。
まるで、40〜50年後の未来の自分が会いに来たようで、話をしていて面白かったですね。
ただ、一つだけ、まったく合わなかったことがあります。
山中城址の後に吊り橋に行くことを伝えた時に、旅ではなく、ただの観光になってしまうからやめておけと言っていましたね。
それでも私は吊り橋を見に行っています。
人から言われたことを素直に聞いて、その通りに行動する人間ではありませんよ。
良いと思ったことだけは取り入れますが、違うと思ったことは無視します。
良いとこ取りだけをする人間ですから。
今日も1日お疲れさま。また明日。
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