[日本一周 後半戦]32日目 福岡 北九州~

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5/12 暖かい朝。テントも結露をしていないので、撤収も早い。

寝袋だけは汗でちょっと湿っぽいから軽く乾かしておくか。

今日で九州も最後、本州へ向けて走っていこう。

そういえば昨日撮った夜の橋の写真上げてなかったからついでに上げとく。

きれいでしょ。

初の高級料亭

午前中、ちょこっと走って門司港に着きました。

普通の人であれば、門司港レトロと呼ばれるレンガ造りの建物を見学するでしょう。

ただ私が門司港に来るのは3回目です。

有名どころの建物は一通り周ったはずです。

なので今日は今まで行っていなかったところを周りましょう。

まずはこの立派な建物、門司の高級料亭、三宜楼です。

googleの地図を見ていたら、無料で見学可能と書いてあったので来てみました。

入り口から高級感が漂っています。

それぞれの部屋で、やたら凝った装飾が目に入ります。 

さすが高級料亭といった感じです。

この建物自体は昭和初期に建てられたものだそうで、修復はされながらも現代までに残っているものです。

このガラス窓も、現代では見ないようなものですね。

今ではテーブルとイスが置かれていますが、昔はもちろん座敷で、芸者さんたち阿賀接待をしていました。

このように当時使われていた食器なども展示されています。

2階にも上がってみます。

2階はもうワンフロアです。

約80畳もある大広間があります。

入った瞬間でもう圧倒されます。

ここもかなり装飾が凝っています。

ホテルの宴会場とは全然違います。

3階にもまだこのような部屋があります。

そして外の景観。

今ではビルなども建ってしまっていますが、昔はなかったでしょうから、関門海峡が一望できたはずです。

料亭につきものの庭園はありませんが、その海を庭園に見立てていたそうです。

もちろん料亭なんて入ったことありませんでしたからいい経験でした。

表には出ませんが政治家、実業家たちがここで会合をして動いた歴史的な何かがあるかもしれないですからね。

電話の博物館

続いては先ほどの三宜楼のガイドさんに教えてもらったこのNTTの建物です。

NTTらしく、門司電気通信レトロ館という電話の博物館になっています。

それこそ昔の電話などが展示されています。

もちろんおなじみの黒電話も。

これはちょっと珍しい、電話の手動交換機です。

掛けてと受け手を人間が繋いでいた時のものです。

施設の方に教えてもらいながら、電話交換手のように作業もしてみました。

この辺は懐かしのテレホンカード。

もう久しく見ていないですね。

そして、ちょうど高校生の頃に使っていた携帯電話たち。

同じモデルではありませんが、初めて買ったのはこんな見た目でしたね。

それと、施設の方に教えてもらったのですが、今の子供たちは受話器の使い方を知らないそうです。

よく考えれば、私の世代は今の子育て世代で、ほぼスマホをメインで使っています。そして固定電話がない家庭が多いです。それなので、スマホしか見たことない子供も多いはずです。

以前は「若い人はダイヤル式の電話のかけ方がわからない」とネタにされていましたが、今後は「受話器の使い方がわからない」に代わるのですね。

私はもう完全におじさんですね。

暗くなるのはここまでにして、最後にこのかわいらしい黒電話のストラップをもらいました。

近くの観光施設の半券などを提示すればもらえるのですが、私は先ほどの三宜楼のパンフレットを見せたらもらえました。

ちょっとしたお土産になりました。

海峡渡り

そろそろ関門海峡を渡ろうと思うのですが、その前に腹ごしらえ。

門司港といえば焼きカレーです。

先ほど、門司港に来るのは3度目といいましたが、今まで食べたことはありませんでした。

それに昨日お金をいただいていたのもあり、「九州でもらったものは九州で使わなければ」と思い、焼きカレーを食べることにしました。

まあ、カレーはカレーなのでおいしくいただきました。

あとは関門海峡を渡るだけ。というかくぐるだけ。

自転車は地下のトンネルしか通れないので。

海中の県境越え。これで山口県入りです。

武蔵と小次郎

海中トンネルを抜け、山口県下関市に入りました。

ただ、すぐ船に乗ります。

行きたい場所は巌流島。

今日も短い船旅。すぐに巌流島に上陸。

巌流島といえば、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の場として有名です。

ただ、来てみるとなんてことない島ですよね。

佐々木小次郎の石碑がありますが、新しく作られたものらしい。

近くには謎のバーベキュースペース。

わざわざここまで来てバーベキューするのでしょうか。

関門海峡が見える場所にも船のモニュメントがあります。

これも新しい。

そして宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘を表現した銅像。

そして宮本武蔵の乗ってきた小舟を再現したもの。

このように、当時を思わせる遺構は何もありません。

でもその後、400年間語り継がれた物語の場所ではあります。

大丈夫です。心の目で見れば見えるはずです。

この島を歩き、決闘する2人を想像するんです。

ほらちゃんと武蔵と小次郎が見えた。

おわりに

明日から本州北上を張り切っていこうといいたいところですが、明日は雨。

なので今日、明日と下関のゲストハウスに泊まります。

下関も3回目だし、明日なにするかも考えなきゃな。

今日も1日お疲れさま。また明日。

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