[日本一周]66日目 静岡 湖西~

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昨日は涼しい夜でした。

浜名湖沿いの宿場 新居宿

今日は宿場からです。

新居関所に来ました。

ここは、箱根の関所と同様に東海道の要所でした。

浜名湖は今は道路で繋がっていますが、かつては船で渡るしかありませんでした。

今は埋め立てられていますが、当時はここが浜名湖の岸の船着き場でした。

江戸からやってくる時は、船から上がりここで厳しい取調を受けます。

役人が居るこの建物ですが、主要な関所の建物としては唯一現存するものです。

関所廃止後も、役所や小学校として使用されていたため、建物が失われることがありませんでした。

ほかの失われた建物も復元作業をしているため、徐々に昔の姿に戻っていくのでしょう。

関所の近くには、紀伊国屋という旅籠屋の建物も残っています。

奥のこの部屋が、お偉いさんの部屋です。

床の間があったり、庭もよく見えます。

2階は一般客用ですが、相部屋だったそうです。

天井がふすまの高さとほぼ同じで、かなり低いです。

相部屋のため、客同士でトラブルが起き、喧嘩したときに物を振り回せないためだそうです。

当時の食事も展示されていました。

この辺りは昔から鰻が名物だったそうですが、今と同様、高級品だったようです。

この旅籠屋のすぐ近くにも別の古い建物が残っています。

小松楼と言う建物です。

ここは芸者の置屋として使われていた場所です。

ただし、明治になってからのものですが。

江戸時代は厳しい関所の時だったので、遊ぶような場所ではなかったそうですが、明治になり、漁業で栄えたり、官公庁などが出来たため、歓楽街となりました。

多いときでは11件ほど置屋があったそうです。

1階は住居や支度部屋として使用されていました。

小料理屋も兼務していたので、2階では芸者さんも付いて料理を楽しめたそうです。

当時働いていた芸者さんの写真も飾られていました。

佐吉の家

私は知りませんでした。

佐吉が静岡県の出身だったとは。

佐吉とは日本を代表する大企業、トヨタ自動車の創業者である豊田佐吉のことです。

トヨタの本社は愛知なので、てっきり愛知県出身だと思っていました。

その豊田佐吉の生まれた場所が記念館となっています。

記念館の中は機織り機が並んでいます。

トヨタ自動車も元は機織り機の製造会社でした。

機織りをしている人をみて、効率が悪いなと感じ、織機づくりをすることとなります。

初めに作ったものがこれです。

この機織り機のおかげで、今まで両手で作業しなければいけなかったものが、片手のみで作業が出来るようになりました。

その後、自動化に成功したものがこれです。

このように写真を撮りながら機械を見ていたのですが、スーツを着た団体さんが入ってきて、 実際に機械が動くところを一緒に見させてもらいました。

さすが、世界のトヨタです。

飾ってあるだけでなく、いまだに動かせるように整備もしているんですね。

たまたまいたおかげで、通常は見られないものを見ることができました。

すぐ近くには復元された生家もあります。

幼少期はこの家で、過ごしていたそうです。

それほど大きな家ではなく、裕福というほどではないですが、貧乏でもなかったようです。

裏山には日本の原風景を思い出すような風景もあります。

実際にこのような所に住んだことはないのですが、どこか懐かしく感じるのはなぜなのでしょうか。

愛知突入

静岡を出て、愛知県に入りました。

豊橋にある地下資源館に来てみました。

宝石の原石や鉱物がたくさん置いてあります。

こちらは誕生石。

私は9月生まれなのでサファイヤだそうです。

ほかにも、重さ100kg以上の、世界最大級のトパーズも見ることができます。

夕方までまだちょっと時間があるので、宿を探す前にちょっと寄り道です。

ここまで来ました。

岩屋観音です。

山の山頂に観音様が建っています。

遠くを見渡せる、眺めがいいところです。

ただ、頂上まではこのような岩場を登ります。

行く方は歩きやすい靴で行ってくださいね。

岩場の下はお堂と、名前の由来になった岩窟があります。

行基というお坊さんが、ここに千手観音を彫ったのが始まりとのことです。

岩場の周りにも多数の仏像がいて、ちょっと異様さもある不思議な場所でした。

おわりに

今日の移動 静岡県湖西市から愛知県豊橋市

今夜は中秋の名月。つまりお月見です。

皆さんの所からはどんな月が見えていますか。

今日も1日お疲れさま。また明日。

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だいじだっぺ

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